狭小住宅(きょうしょうじゅうたく=狭い土地に建てられた家)
って、最近新聞やテレビでも紹介されていて注目されていますね。
などと気になっている方もおられると思います。
そこでこの記事では、
- 建坪10坪以下
- 4階建て
- 建築面積96㎡
(※広そうに思われるかもしれませんが、階段3つ分の面積も含まれているので居住スペースはもっと狭いです) - 3LDK
のわが家の間取りと暮らしのポイントを大公開します!
わが家の間取りのポイントを一言で表現すると、
フロア(階)ごとの役割がはっきりしている
ということです。
- 1階は仕事のフロア
- 2階は家族団らんのフロア
- 3階は生活しやすいユーティリティフロア
- 4階は、時期によって使い方が変化するフロア
と、はっきり分かれているため、階段を使った縦の移動も最小限ですみますし、同じフロアは狭いため動きやすく便利だなと感じています。
そんなわが家の暮らしを、図入りで紹介していきます!
狭小住宅に興味がある方、建築中でお悩みの方はぜひご覧ください。
- 間取り図はデフォルメしています。イメージとしてご覧ください。
- 仕事フロアの1階部分を除くと、居住用に3階建てを建てる方の参考にもなるのではと思います。
1階は仕事のフロア
まず1階。シンプルなつくりです。
- 玄関
- 仕事部屋(13畳)
- とにかく仕事部屋を広く、最優先。
- その分玄関は狭くなった。
- 階段下はトイレにするか迷ったけれど、収納にした。
とにかく仕事部屋を最優先です。
玄関収納がウッドワンのトールキャビネットのみなので、収納にはやや不安が残りますが…
なんとか工夫してやっていきたいと思います。
ホントは土間収納にちょっと憧れてたんですけどね。
狭小住宅は、優先するところとあきらめるところをハッキリさせるべきだと思ったので、思いっきり仕事部屋に優先度をふった結果です。
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2階は家族団らんのフロア
2階の間取りはこのようになっています。
- LDK(13畳)
- 来客用トイレ
- 狭小住宅らしく、細長くて小さめのLDK。
- 実質リビングはなく、ダイニングの隣は小さな子どもスペースに。
- トイレは1階から上がってすぐに設置。来客用にも使えるように。
来客用トイレをどこにつくる?
トイレの場所はけっこう悩みました。
1階に来られたお客さんも使えるように1階におこうかとも考えたのですが、子どもが小さいのでリビングと同じ階のほうが良いかと。
そこで、2階に上がってすぐに設置。
お客さんにリビングを見られずにすむし、家族もLDKからすぐに行きやすく、良い選択だったと思います。
LDKのすぐ隣ですが、壁が厚いからかあまり音は気になりません。
13畳のLDKってどうなの?狭くない?
以前住んでいた賃貸マンションが、LD20畳+K4畳ととても広かったので、合わせて13畳でずいぶん狭くなりました。
ですが今のところ、あまり気になりません。
もともと
- テレビを見ない生活
- ソファに座らない生活
なので、ダイニングテーブルがあれば十分なんですよね。
ダイニングテーブルの横の3畳ほどのスペースにニトリのマットを敷いて、子どもスペースにしています。
狭くて気になることといえば、友人が家族で来てくれたときなどに手狭かなぁ、と思うくらいです。
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3階は暮らしやすいユーティリティフロア
3階の間取りは以下の通りです。
- バス(浴室)
- トイレ
- 洗面室(脱衣室・洗濯室兼)
- 洋室(5.5畳)
- 洋室は狭いけれど大きめの収納をとり、寝室に。
- お風呂、洗面室、トイレが一箇所に集まっていて使いやすい!
- 洗面室は約1坪。洗濯物は洗面室とお風呂で干しています。
5.5畳の洋室ってどうなの?狭くない?
5.5畳の部屋は夫婦と子ども(小さいうち)の寝室です。
これまでに、4.5畳・6畳・8畳・10.5畳の部屋で生活したことがあったので、5.5畳の部屋のイメージもできていました。
結論から言えば、5.5畳の寝室でもまったく不自由していません。
ただ、大きなベッドを入れるのはやめました。かなり圧迫感がありそうだったので。
ダブルサイズとシングルサイズの布団を並べて敷いています。
▼5.5畳の主寝室って狭い?1年以上暮らした感想とポイント▼
部屋の面積はたしかに狭いのですが、
- 窓が大きく光が入る
- クローゼットの扉をつけずに、奥行きを感じるように
- 明るい色のフローリングと白いドアで圧迫感がない
などの条件によって、狭さを感じません。
土地の条件が良かったからだなぁと実感しています。
洗面室・浴室はお気に入りのスペースに!
3階の洗面室と浴室はとても気に入っています。
1坪強の洗面室の天井にはホスクリーンを埋め込み、洗濯物を干しています。
動線が短くてラクチンですね。
浴室もかなりこだわって選んだので、広々としていて大満足です。
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4階は時期に応じて役割が変わるフロア
4階はひと部屋です。
- 洋室(6.5畳)
- ロフト
ほか、少し広めのバルコニーがあります。
- とにかくロフト!少しでもスペースを確保
- 洋室は家族の状況に合わせて利用方法を変える予定
- 春夏は、バルコニーも有効活用したい
4階は、将来使う予定の部屋です。
いまは空き部屋なので、夫が寝たり、趣味のものを置いたりしています。
今後、家族の事情やライフプランの変化に応じて使っていこうと思います。
- しばらくの間…趣味の部屋など、好きに使う
- 子どもが大きくなったら…子ども部屋に
- 子どもが独立したら…そのとき必要な使いみちに
- 子どもが2人、3人産まれたら…???
3人家族なら十分だと思うんですが、あとひとり子どもが産まれて、しかも異性だったらちょっと手狭かなぁとは思っています。
ですが、
と考えているわたしです。
考えすぎても動けなくなってしまうので、そのときどきでアイディアを出しながら、暮らしやすい選択を見つけていこうと思います!
まとめ|間取りを工夫すれば、狭小住宅の暮らしも便利で楽しいよ!
この記事では、狭小住宅4階建てを建てて住むわたしたちの家の間取りや暮らしをご紹介しました。
特徴をまとめます。
- 優先順位をはっきりつける
- 階ごとに空間の役割を分ける
- 狭さのデメリットではなく、メリットに目を向ける
暮らす前にはいろいろ心配していたこともありましたが、実際に住んでみると想像以上に楽しく快適です。
今後、「狭くて不便だなぁ」と思うことも出てくるかもしれませんが、解決できない問題ではないと思うので、なんとか楽しくやっていきたいと思います。
狭小住宅に興味があるあなたの参考になりますように。