不動産の広告を見て、
と不安になること、ありませんか?
わたしは不安でした。
相場なんてわからないし、ウン千万円もの数字を見ていると、感覚もおかしくなってきちゃいますよね。
そんなとき、公的機関が発表している
- 専門家が鑑定した土地の標準価格
- 実際に市場で売買取引された価格
を調べる方法があります。
これらの価格データを知ることで、あなたが検討している土地の価格が適正かどうか、検討するヒントを得ることができますよ。
パソコンやスマホですぐに調べられますので、ぜひ気軽に見てみてくださいね。
- 土地や建売住宅を買おうか検討している人
- 実際に検討しているエリアや土地がある人
- 土地の値段が高いか安いかわからなくて不安な人
- 土地や家を売ろうかなと思っている人
公示地価を知る
公示地価とは、国土交通省が年に1回公示している土地の標準価格のことです。
2名以上の不動産鑑定士が、さまざまな条件や実例をもとに土地を調査して評価し、国土交通省の土地鑑定委員会が決定しています。
【公示地価】地価公示法(昭和44年法律第49号)に基づき、国土交通省が毎年1回公示する標準地の価格のこと。全国の標準地を選定し正常な価格を公示することで、土地の取引価格に一定の指標を与え、土地取引の目安となるものである。
(コトバンクより引用)
公示地価のしらべ方
公示地価の確認方法は、つぎのとおりです。
- 国土交通省の土地情報システムにアクセス
- 地価公示ページで、地域をえらぶ
- 検索条件を指定
- 詳細を確認する
まず国土交通省の土地情報システムページにアクセスして、「地価公示・都道府県地価調査」をクリックします。
「地価公示・都道府県地価調査」ページで、価格を見たい土地のエリアを指定します。
つぎに、検索条件を指定します。
- 最新調査年
- 住宅地
を中心に調べると良いでしょう。
条件を選んだら、「検索」ボタンをクリックします。
結果が表示されます。
- 公示地価が発表されるのは、そのエリアの中でいくつか定められている「標準地・基準地」のものです。すべての土地の価格がわかるわけではありません。
- 公示地価は更地の価格です。建物の価値は関係ありません。
検討している土地の所在地や条件が近いものをチェックしていきましょう。
- 所在地
- 土地の価格
- 土地の面積
- 土地の形状
などを見ることができます。
1坪=3.30579平方メートルなので、「円/㎡」の値に3.3をかけるとおおよその坪単価を知ることができます。
「詳細を開く」をクリックすると、標準地のさらにくわしい情報を見ることができます。
- ガス・水道などライフラインの状況
- 用途区分・建ぺい率・都市計画区分など
公示地価はあくまで目安。実勢価格とは異なる
公示地価は、実際に売買されている価格とは異なります。
あくまで、ひとつの目安として参考になさってくださいね。
実際の不動産売買は、時期やあらゆる条件によって価格が動き、最終的には売主と買主によって価格が決定されます。
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実際に取引されている価格を知る
国土交通省が運営している不動産取引価格情報検索というサイトで、実際に土地を売買された価格のデータを見ることができます。
さきほどの土地情報システムページにアクセスして、こんどは左側の「不動産取引価格情報検索」をクリックしてください。
すると、こんな画面が出てきます。
このサイトは、土地の購入者から取引価格のデータを集めて一覧にしたものです。
不動産取引価格情報検索では、何がわかるの?
おもに次の項目についてデータを知ることができます。
- 所在地(大まかな住所)
- 最寄り駅と、駅からの距離
- 取引価格
- 坪単価
- 土地面積
- 土地の形
- 前面道路の幅員・種類・方位
- 都市計画・建ぺい率・容積率
- 取引時期
- その他
不動産取引価格情報検索サイトのつかい方
では実際に、取引価格を調べてみましょう。
- 時期をえらぶ(まずは過去1年から見てみよう)
- 種類を選ぶ(「土地」もしくは「土地と建物」)
- 地域を選ぶ
- 「検索」ボタンを押す
画面左側より、時期・種類・地域を選びます。
- 最新時期、もしくは調べたい時期を選択
- 「土地」「土地と建物」「中古マンション等」など、調べたい種類をえらぶ
- 地域を選ぶ(地図からクリックすることもできるよ!)
- 「検索」ボタンを押す
検索ボタンを押せば、次の画面にデータ一覧が表示されます。
ダウンロードする方法もあります。
ためしに東京都文京区で調べてみました。
データがズラッと出てきました!
いちばん気になる取引価格や坪単価は、画面の中央左のほうにあります。
(わたしの感想はさておき・・・)
このように、とってもくわしくデータを知ることができます。
これらのデータと、あなたが検討している土地の条件や価格とを見比べてみましょう。
取引価格データを知ってどう検討すればいいの?
あなたが検討している土地の条件・価格と、これらのデータを照らし合わせてみると、なにか気づくことがあるかもしれません。
- 面積はほぼ同じだけど、高いなぁ…南向きで角地だから?あ、建ぺい率もちがうみたい?
- 条件が近くて坪単価もあまり大きく変わらないから、妥当な価格なのかな?
- いろいろ見比べてみても、今回検討している土地は割高or割安かも!
など、いろいろと気づくことが出てくるかもしれませんよ。
まとめ|公示地価と取引価格を知って、土地購入を検討しよう!
この記事では、「いま検討している土地の価格は適正なの?高いの?安いの?」と悩むあなたへ、公示地価と取引価格を知る方法をご案内しました。
あくまで検討材料の一つではありますが、知っているのと知らないのとでは気持ちのスッキリ度も違うのではないでしょうか?
とはいえ、最終的に納得して購入するかどうかは、あなたしだい。
不動産はほとんどの人にとって、一生でいちばん大きなお買い物。
たくさん情報を集めて、後悔のない選択をしてくださいね!
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