わが家は築40年の古家付き土地を買って、その土地に新しく家を建てました。
検討していたときに、
と思い、リフォームも検討。
ですが、
- リフォーム会社の夫の友人に現地調査や見積もりをしてもらったり
- いくつかのハウスメーカーや工務店の間取りプランや見積もりを取り寄せたり
した上で、出した結論は
古家を解体して新築で建てる!
ということでした。
この記事では
- リフォームと新築、それぞれのメリットとデメリット
- なぜリフォームせず新築にしたのか?(わが家のケース)
- 解体費用はいくら?どうするの?
を解説&紹介していきます!
古家付き土地を買って住むには、リフォーム?解体?どんな選択肢があるの?
古家付き土地とは、古い家と土地を合わせて売っている物件のことです。
中古住宅として売られる築浅の一戸建てなどとは違い、建物の価値はゼロに等しいので、ほぼ土地の値段だけで売買されていたりします。
古家付き土地を買って住む場合、選択肢はつぎの4つです。
- そのまま住む
- 部分的にリフォームして住む
- フルリフォームして住む
- 解体して、新築する
それぞれのメリットとデメリットを紹介していきますね。
古家にそのまま住む
- 古家といってもお手入れされていてまだまだ住める場合
- 設備が古くても気にならない場合
- 予算がない場合
などは、そのまま住むのも1つです。
ですが、長いこと人が住んでいない、などの場合は、やはり多少のリフォームは必要になることが多いでしょう。
- 予算をおさえることができる
- 古い家や設備に住むため不便が生じることも
- 家が老朽化している場合は、やはりリフォームが必要になる
部分的にリフォームして住む
- キッチンやお風呂など、水回りだけ新しくする
- フローリングや壁紙などを貼り替える
など、家の大まかな部分はそのままで、部分的にリフォームする方法もあります。
家がそれほど老朽化しておらず、耐震性などにも不安がない場合は、【古家付き土地を購入+部分リフォーム】でかなり安く予算を抑えることができますね。
ただ、かなり古い建物の場合、とりあえずは部分リフォームですんでも、数年〜10年のうちに全面的な改修やリフォームが必要になってくる可能性もあります。
- 新築に比べて、予算をかなりおさえることができる
- 家の構造などに不安がある場合、部分的なリフォームでは解消できない
- 部分リフォームだけで住み始めた場合、10〜20年後などにさらにリフォームが必要になることがある
フルリフォームして住む
建物の残せる部分は残しながら、大きく改修、再建築していく方法です。
新築より安くすませながらも、新築同様の家に住めることが魅力ですね。
しかし、基礎や構造に不安が残る家の場合はフルリフォームしても心配…ということがあるかもしれません。
また、耐震性が保証されていない古い家の場合、住宅ローンを借りるのに苦労する場合もあります。
- 新築ほどお金をかけずに、新築同様の家に(家の条件による)
- 家の基礎的な部分に不安がある場合、フルリフォームでも解消できないことも
- それなりにお金がかかるので、それなら新築したほうがよかった…という可能性も考えておく
解体して新築する
リフォームではなく古家を完全に取り壊して、基礎から家を立て直す選択です。
土地を買って新築するのと同じですね。
お金はかかりますが、自由に、あなたに合った家を建てることができます。
それに、築年数が数十年の家で耐震性や安全性に不安がある場合も、完全に新築すれば最先端の機能を持つ家を得ることができますよね。
しかし、古家付き土地を買う場合は解体費用がかかるというデメリットがあります(通常、買主が支払います)。
解体作業を行うまでの時間や計画もありますので、ちょっとややこしいですね。
- 自由な間取りで、一から家づくりができる
- 耐震性や家の性能などの心配をしなくても良い
- リフォームよりもかなり費用がかかる
- 古家があることで、解体や手続きなど費用・時間面の負担が発生する
わが家が購入した古家付き土地のスペックと、新築を決定した理由
さて、わが家はこの記事の冒頭にも書いたように、新築することを選びました。
なお、古家のスペックはこんな感じ。
- 築40年、可愛い家だけど全体的に古い印象
- 2階建て→のちに3階を建て増し(3階は未登記らしい)
- 天井が低く、壁が多いため空間が狭い
- 階段がとても狭い(とくに建て増した部分)
新築することに決めた理由は、
- リフォーム会社の人に見積もりしてもらったら、まともに住むには1,500万円以上かかると言われた
- 古家の3階は増築したもので、建築基準法に違反している可能性が高い
- 天井や柱・壁などを一度取り払って作る(狭いから)ので新築のようなもの
- でも新築住宅ではないのでデメリットがある
- 建ぺい率が高い土地なので、建て直したほうが広くできる
- それなら+αでお金を出して、新築しよう!
という内容、流れでした。
しばらく悩んでいた時期もありましたが、このように見積もりしていただくことで考えがスッキリしました。
古家付き土地を解体して新築することに。解体費用はいくら?誰が手続きや支払いをするの?
そんなわけで、わが家は古い家は解体して新築することに決めました。
解体費用は、交渉の結果、売り主である不動産会社がもってくれることになり、更地渡し(さらちわたし・土地のみの状態になってからの引き渡し)となりました。
(くわしくはこちらの記事→土地の値引き交渉の相場と方法〜実質200万円の値引きに成功した話〜)
わが家はそんなわけで解体工事に関して主体的に動くことはありませんでしたが、
基本的には、古家付き土地を解体して新築する場合、解体に関するあらゆることは買主が行います。
もちろん、解体費用も買主もちです。
また、解体工事中になにかあったときのトラブルの可能性もゼロではないので、古家付き土地を購入して解体する場合は注意が必要です。
トラブルの可能性をできるだけ回避するために、解体工事専門の会社にきちんと見積もりをとり、依頼することが大切です。
- 見積もりは項目ごとに細かく出してもらい、今後発生する可能性がある費用についても説明してもらう
- 解体工事中のトラブル等を避けられるようによく説明をきき、納得いくまで話をする
- 解体工事の期間についてもはっきりさせておく
など、信頼できる会社を見つけて契約しましょう。
あんしん解体業者認定教会が運営している、3ステップで最適業者をご紹介/解体工事の見積り比較サイトでは、13の項目をクリアした業者だけが登録されています。
クチコミ評価や満足度も高いため、解体工事を検討されているなら見積もりをとってみると予算面も気持ちの面でも安心ですね。
古家付き土地をリフォームするか解体して新築するかはプロの見積もりをとって最終決定しよう!
この記事では、わが家が古家付き土地を買って解体・新築するに至った理由や、それぞれの選択肢についてくわしく書きました。
キッチンやお風呂のリフォームくらいなら素人でもちょっとイメージできますが、
- 建物の内部や重要な部分がどうなっているか
- 現況を見て、リフォーム・解体どうすべきか
- ましてや、費用はいくらかかるか
なんて想像もできないですよね。
ですが、いまはネットを通して、
信頼できるプロの、それも複数の会社のプランや見積もりを無料で請求して比較することができます。
あなたのお悩み、重大な選択の助けになることは間違いありませんので、まずはサクッと見積もりをとって考えてみてくださいね。
この記事があなたのお役に立てば幸いです。