土地を買って、注文住宅を建てる。
大変だけど、とってもワクワクしますよね!
わたしも、小さいけれど生まれて初めて土地を買ったときは、なんともいえない気持ちになりました。
と、夢がふくらみますが、なんといってもわが家は約10坪。
とにかく狭いし、予算にも限りがあります。
でも、狭い・住みにくい・不便だなぁなんて思って暮らしたくないですよね。
そこで、狭い土地に家を建てるにあたって間取りをトコトン工夫したいところですが、その前に考えておいたほうがいいことがあります。
わたしたちはこれらのことを事前にあまり考えられていなかったので、途中で間取りの相談がうまくいかなくなってしまいました。
どうすればいいのか、混乱してしまったんです。
でも、これからお伝えする3つのことを考えなおすことで、間取り決めもスムーズに進むようになりました。
それは、次の3点です。
- 広く取りたいところと狭くていいところのメリハリをつける
- 「家」に対する固定観念を捨てる
- 他人の目は気にしない!
これらのことを事前にしっかり頭においておけば、ブレずに狭小住宅づくりがはかどるはず!
1つずつご紹介しますので、ごゆっくりお読みください。
狭小地だからって不便に住みたくない!広さのメリハリをつけよう
狭い土地には、物理的に限界があります。
お屋敷のように、なんでもかんでも広く大きく、というわけにはいきません。
でも狭小住宅だからって、いろんなことをガマンして、不便に感じて住むことなんてありません。
いちばん大事なのは、メリハリをつけることです!
つぎの2つのことを、徹底的に考えておきましょう。
- 広いスペースが必要なところはしっかりとる
- 狭くていいところは、割り切る。
狭小地でもあきらめない!間取りに広さが必要なところは、しっかりとる
わたしたちの場合、次の場所は広くとりました。
- 仕事部屋
- LDK(といっても14畳ですが)
- 洗面室(ゆったり使いたい)
仕事部屋はわたしたちの拠点になる大事な場所ですから、玄関をのぞく1階の面積をめいっぱい確保しました。
そして、LDKは家族がいちばん長くいっしょにいる部屋なので、こちらもスペースを確保しました。
と言っても、ソファなどはおきませんし、実際はダイニングとキッチンのみのDKです。
洗面室は、洗濯ものを干したり小物を収納したりしたかったので、少しゆったりめにとりました。
狭小地だからしかたない?狭くていいところは、割り切る
そして、次の場所は狭くてもしかたない、と割り切ることにしました。
- 玄関
- 各寝室(5〜6畳×2部屋)
- 庭・外構(庭は無し。建ぺい率ギリギリまで建ててます)
ほんとは玄関も広いほうが気持ちいいし、寝室も8畳ずつくらいほしいところです。
でも、あれもこれもと言っていてはスペースが足りませんし、よく考えたら「狭くてもなんとかなるかな」という考えになりました。
玄関は、狭くても明るく清潔に。
寝室は、とりあえず寝られるスペースはある!
子どもが中高生くらいになったらちょっと窮屈かもしれないけど、まぁなんとかなるでしょ、くらい気楽に考えちゃってます。
夫の実家も個室が少なくて家族との距離が近い間取りのため、あまり抵抗がないんですよね。
子どもの部屋については、今後10年くらいかけてベストな答えを見つけていこうと思います。
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家はこうあるべき?狭小住宅を建てるならそんな固定観念は捨てよう!
家を建てるなら、広いLDKと和室があって、子どもたちには一部屋ずつつくってあげて…
トイレは1階と2階?
最近はやりのシューズクロークやパントリー…
と、妄想したこともありましたが、10坪の土地の図面を見ると、そんな幻想ははかなく散っていきました。
この土地に、いかに効率的に住みやすい家を建てるか?
という考えにシフトしました。
狭小地に家を建てる場合、「ふつうの家」とは前提条件がちがうので、「ふつう」にとらわれないようにしましょう。
家づくりの「当たり前」も、あなたの家にとっては当たり前ではないかもしれませんよ。
狭小住宅の間取りのアイディアを出す秘訣は、他人と比べないこと
狭い土地を見ると、どうしてもちょっと肩身が狭い気持ちになってしまうことがあります。
「まわりにどう思われるかな…」って。
でも、間取りを考えていく上で、この不安はマイナス効果です。
たとえば玄関の広さ。
たとえばLDKの間取り。
一つ一つ考えながら、「あ、こんな狭かったらどう思われるかな」「人を呼んだときに恥ずかしいかな」なんて思ってしまったら、あなたのおうちづくりからはどんどん離れていってしまいます。
誰のための家なんでしょうか?
あなたや、あなたの家族のためですよね?
自分が納得できればそれでいい!自分が納得できる道を探す!
という意気込みで、家づくりに取り組んでくださいね。
まとめ:「あなたの家」で大事にしたいことを考えておこう!
この記事では、狭小地に家を建てるときに考えておきたいことについて書きました。
- 広く取りたいところと狭くていいところのメリハリをつける
- 「家」に対する固定観念を捨てる
- 他人の目は気にしない!
これらのことを、あなたの中で明確にしておけば、大きくブレることなく間取りの相談を進めていけますよ。
素敵なお家ができますように!