「マイホーム計画の見積額が予算オーバー!支出を減らす4つの対策」では、注文住宅の建築費用が思ったよりも高額になりそうなときに、いかに予算をカットするか?についてお伝えしました。
この記事では逆に、予算オーバーのときに資金を増やす方法をご紹介します。
家計を節約するときでも、
- 支出をへらす
- 資金(収入)を増やす
という2本の柱が重要ですよね。
注文住宅の建築費用が予算オーバーになってしまったとき、まずは「なんとか支出金額を減らせないか?」と考えますが、
- もう少し予算をアップしても良い場合
- 資金を増やせる可能性がある場合
は、「マイホーム購入にあてる資金を増やす」という方法もあります。
どんどん予算をアップすると自分の首をしめることになってしまうので、返済計画や将来の資金計画など、よく考えた上で決定しましょう!
この項目では、資金を増やす方法を4つご紹介します。
- 頭金をもっと貯める
- ローン借り入れ金額を増やす
- 親や祖父母から援助を受ける
- 働いて稼ぐ!
「しっかり予算計画を建てたので、そこから1円も増やしたくない!」という方には、参考にならない話だと思います。
そんな方は、建築費用を減らす対策の記事をお読みください。
頭金をもっと貯める
現時点で予算オーバーで家が買えない場合、購入が可能になるまでお金を貯める。
もっとも堅実な方法ですね。
ただし、注意点があります。
それは、貯めている間に月日は流れていく、ということ。
- 家がほしいタイミングは?
- 貯めている間にも、家賃や支出がある
わたしの場合、
- すぐにでも引っ越したい!
- 家賃が高いから、引っ越してからお金を貯めていきたい
という思いが強かったため、あと何年も働いて頭金を貯める…という選択肢はありませんでした。
現在の生活に余裕があって、マイホーム計画がもう少し先になってもかまわない場合は、いちばん確実な方法ですね。
ローン借り入れ金額を増やす
ではここからは、すぐに家を買いたいけれど、予算計画で資金が不足している場合の対策をご紹介していきます。
まず、リスクは多少ありますが「ローンの借入金額を増やす」という選択肢があります。
- 審査の結果、借り入れ額を増額できる場合
- 増額しても、返済計画に無理がない場合
は、選択肢に加えてみましょう。
わが家がローンの事前審査を申し込んだのは、物件探しをはじめたころ。
そのため、借り入れ額もあまり深く考えずに記入していました。
その後、マイホーム計画が具体的に進んだときに「これならやっていけるな」と想定したギリギリの額まで、借り入れ額をアップ。
当初の予定よりも350万円多く借りることに決めました。
▼フリーランス&低所得の夫婦でも、希望の住宅ローン金額を借りられました▼
贈与の節税対策にも!親から資金援助を受ける
親や祖父母などの親類から資金援助を受けるという方法があります。
条件が合う場合のみではありますが、もしあなたや配偶者の親御さんが
- マイホーム購入に協力したい
- 遺産ではなく、生前贈与という形で財産を渡したい
などとお考えの場合。
マイホーム建築の前に、ご家族で話し合ってみてください。
わたしたちはもともと、親の援助を受けることを考えずに、自分たちで家を購入(わたしの貯金で頭金を払い、ローンはふたりで返していく)するつもりでした。
でも具体的な検討段階になって、わたしの親から援助の申し出をもらったため、ありがたくマイホーム購入資金にあてました。
通常の贈与には贈与税がかかりますが、住宅購入資金の贈与は条件を満たせば700万円〜1200万円が非課税となるため、相続の節税対策にも大きな効果があります。
住宅購入資金贈与の非課税申請については、次回の確定申告でくわしく調べて手続きする予定なので、また記事にしていきます!
力ワザ!?最終支払い日までに働いて稼ぐ!
お金がなければ、はたらいて稼ぎましょう。
というシンプルな方法です。
外構費用、火災保険料、エアコン、カーテン、不動産取得税など、契約時ではなく後から必要になってくるお金もあります。
契約時にもいちおう資金は確保していたのですが、すべて払ってしまうと今後の蓄えがやや心配な状況でした。
そこで、建物の契約日から最終支払い日までの約半年間で、
と目標を立てました。
これが可能だったのはいくつかの条件がありました。
- フリーランスなので、自分の裁量で仕事(収入)を増やせた
- 一時的に実家に住んでいたため、お金を貯めやすかった
- 日中は子守してもらえる環境だったため、仕事に専念できた
このように、はたらきやすい、お金を貯めやすい環境が整っていれば、契約→最終支払いまでの時間差でお金を貯めていくことも可能です。
まとめ|購入資金をしっかり確保して、着実に家を買おう!
この記事では、注文住宅の建築費用が予算オーバーなときに、支出をへらすだけでなく、資金を増やす方法をご紹介しました。
- 購入時期は遅れるけど、頭金をもっと貯める!
- 計画的に!ローン借り入れ金額を増やす
- 節税対策にも。親から援助を受ける
- 力ワザ?働いて稼ぐ!
わたしたちも、上記の対策をいくつかとり、当初想定していたよりも高額な費用をかけてマイホームを建てました。
たしかに、数千万円のローンを背負っている、という事実は重いです。
でもそれ以上に、気に入った家に住めることが嬉しくて、毎月のローン返済も気持ちよく支払っています。
「家を買って良かった!」と心から思っています。
唯一こわいのは、大きなケガや病気で働けなくなったら…ということ。
今後も貯金や投資を続け、また保険をかけるなどして、対策していかねばと思っています。
また、記事内でご紹介してきますね!