こんにちは、みお(@mio_smilelife)です。
不動産屋の営業マンの強引なセールストークをかわす3つの方法では、セールストークを避けるためのポイントをご紹介しました。
しつこい営業を受けることは少なかったですが、それでも「ん?プッシュされてるなぁ」と思う瞬間はありました。
わたしが言われた営業トークで、とくに印象に残っているのはこの4つです。
- ローンの支払いは、家賃よりおトクですよ
- 迷ってるなら、いま買ったほうがいいですよ
- お子さんの代まで残せますしね
- 他にも買いたがってるお客さんがいるから、急いでください
営業の人って心理学にそって上手にお話するので、どんどんその気になってしまいそうですよね。
だから流されそうなときは、
- この言葉はどういう意図で言ってるんだろう?
- 自分はどうしたらいいのかな?
と、いちど立ち止まって考えるようにしていました。
この記事では、これらの営業トークの裏側と、わたしがどう受け止めたか?ということについてお話します!
不動産屋さんの門をたたく前に、ぜひこの記事を読んで行ってくださいね。
- 不動産屋で土地や建物を検討中の人
- セールスについ流されてしまう人
- コミュニケーションが苦手な人
〜登場人物紹介〜
わたしたちが契約したときの営業担当、Tさんです。
ローンの支払いは家賃よりおトクですよ
よく聞きますね、この営業トーク。
家賃よりおトクという言葉は、事実のようで、真実ではない面があります。
たとえば本当に家賃よりもローン支払い額のほうが少ない場合でも、
- 固定資産税
- 建物や設備のメンテナンスのための資金確保
などを考慮すると、あまり変わらない場合もありますし、むしろ持ち家のほうが高額になることもあるでしょう。
それから、
- 不動産を所有するリスク
- 資産価値が減っていく可能性
も、数十年先まで見通して考えておくべきことです。
だから、おトクかどうかなんて、一言で気安く言えることじゃないですよね。
実際、わたしがお世話になったTさんは、あまりこのセリフを使っていませんでした。
- 家賃よりローンがおトクかどうかは、人による
- 目先の言葉だけでなく、実際どうなのか?をさまざまな角度で検証する
- かんたんに「おトクですよ」という言葉は信用しない
迷ってるなら、いま買ったほうがいいですよ
これもお金のお話ですが、ちょっと切り口が違いました。
わたしが当時住んでいた賃貸マンションは、家賃12.5万円だったんです。
決断を迷っているうちに、毎月12.5万円の家賃を払い続けるとすれば、1年で150万円の支出です。
しかも、1年後に同じような物件に出会えるかどうかは未知数。
そのため、
と言われました。
正直なところ、これはけっこう刺さりました。
わたしは、マンションの家賃を払う日々が本当にイヤだったんです。
(金額が高いだけでなく、夫との負担割合など、いろいろ悩むことが多かったんです)
だから、ずっと住み続ける気はまったくありませんでした。
「あと100万円くらい安ければ」という気持ちもありましたが、そう考えているあいだにも50万、100万と家賃で消えていくのは避けたかった。
だからこのセールストークを受けて、「確かにそのとおりだ」と思いましたし、いまもそう思っています。
人間、お金を払うことには敏感です。
できるだけ、自分が納得できるものにお金をつかいたいんですよね。
Tさんはわたしのそういう心理を、よく観察されていたのかもしれませんね。
- 現状への不満を解消するためのセールストークは、不快感もなく受け入れられた
- 人は、同じお金でも納得して払いたいと思っている
- ピンポイントで気になる心理をつかれると「言ってくれてありがとう」と思うほどである
お子さんの代まで残せますしね
セールスやライティングのコツのひとつで、「ベネフィットを見せる」ということを聞いたことがあります。
商品を売るのに、商品のスペックを長々と見せるより、それを使ったらどうなるか?という未来の姿やメリットを見せたほうが、人の心は動くということです。
と言われると、わたしもついつい
と、未来を想像してしまいました。
ベネフィットが魅力的に思えるときも、いったん立ち止まって考えてみてください。
- その未来イメージは、この土地でないと叶えられないのか?
- その未来イメージと、家を買うというリスクは釣り合うものなのか?
- 自分たちにとって、望んでいる未来とは何なのか?
とは言え、いろいろ検討して最後の最後に「よし、決めよう!」と思ったとき、もう一度このベネフィットが頭に浮かんできたのは事実です。
- ベネフィットを見せられるのは、やはり効果大
- 感情に流されないように、ほかの条件も冷静に判断しよう
- 最終的には、ベネフィットは重要。自分自身でも考えてみよう
他にも買いたがってるお客さんがいるから、急いでください
最後はこちら。
不動産屋さんのセールストークあるある、じゃないでしょうか?
わたしも、ある日突然Tさんから電話がかかってきて、こう言われました。
正直、聞いた瞬間、
と、疑っちゃいました。
- 広告を出したところ、今週は問い合わせが2件入っている
- ひとりは現金でも買うと言っている
- ◯日の△時に見学に来るから、そこで即決されたらもう手遅れですよ
など、「うわぁ〜〜〜やめて〜〜」と思ってしまう内容でした。
それからしばらくは、「ホントかなぁ」「ウソじゃないの?」などと考えていましたが、いろいろ考えた末に
- 話がホントかウソか、よりも自分がどうしたいかが大事
- このまま売れても、後悔しない?
- 売れそう、と聞いて急に惜しくなってない?
など、いくつかのポイントについて自分に問いかけ、夫婦でも話し合いました。
その結果、どちらの結論になってもいいから、検討スピードを早めよう、という話になりました。
このころ、わたしたちはこの土地を購入することにまあまあ前向きになって、建物の検討を進めていました。
そこで、連日工務店に電話をしたり、必死で調べたりして検討のペースを早めました。
この間に誰かに買われてしまったら、さすがに縁がなかったと思うことにしよう、と思いながら。
実家の両親に相談したりもして、「よし、買う方向で進めよう!」という結論になりました。
今から思えば、あのときがんばって検討を早めて、決断して良かったなという気持ちです。
- 「他にも希望者がいる」と聞くと、確実にあせる!
- あせる気持ちは置いておき、もう一度よく検討する
- 「売れたら終わり」は事実。のんびりし過ぎも良くない
- ホントかウソか?よりも、自分はどうしたいか?が一番大事
まとめ|セールストークをうまく受けて、自分で決断しよう!
この記事では、わたしが実際に不動産屋の営業さんから受けたセールストークを紹介しました。
セールストークは単なるきっかけで、最終的には自分たちで判断することが大事だと思いました。
セールストークによって「買わされた」と思うと後々まで不信感や不満が残ります。
そういう意味では、わたしは自分たちで納得して決断したので、満足しています。
(Tさんはそこまで計算しての超やり手だったのかもしれませんが…まぁどちらでもいいです)
さいごに、上で紹介したセールストークの後日談を1つご紹介します。
「よし、ここに決めよう!」と思って購入の申込書を不動産屋さんに出しに行った帰りに、今回の土地(古家付き)を見に行きました。
すると…
一般の方が、中を見学していたんです!
聞くと、わたしたちが商談に入っても、「第2候補でもいいから見せてほしい」と言って来られる方たちがいて、わたしが見たのはその中の一組だったようです。
「ホントだったんだぁ…」と思うと、なんとなく笑えてきてしまいました。
営業トークは、あくまできっかけ。
あなたはどうしたいの?ということをたくさん考えてみてくださいね。
▼買おう!と決断したら▼