10坪の狭小住宅に夫婦と幼児ひとりの3人ぐらしをしています。
子どもが0歳のときに注文住宅の打ち合わせを開始し、1歳になる頃に入居。
さて、子育て中に新居を建てる際、気になることのひとつが
子どもの安全対策。家庭内事故をどう防ぐ?
ということ。
- 窓から落ちる
- 階段から落ちる
- ドアに手を挟む
- やけど
- 溺水
- 窒息・誤飲
など、家の中の危険は多くあります。
日々の注意はもちろん必要ですが、家を建てる前に知っておくと家づくりの役に立ちますよね。
この記事では
- 子どもの家庭内事故について。危険な場所は?
- 家を建てるときに工夫、配慮したこと
- 建ててから気づいたことなど
- 安全グッズ
を紹介していきます!
あなたのお家も、心配なポイントが減りますように。
乳幼児の家庭内の事故はどのくらい多い?家を建てる前に知っておきたい
消費者庁が発表しているデータでも、乳幼児の死亡理由の中で不慮の事故は常に上位(平成28年のデータで、0歳4位、1〜9歳2位)。
そして、不慮の事故が起こる場所の第1位は、「住居内」なんです。
以下のグラフは、消費者庁のホームページからの引用。
住居内の事故にいかに注意するかが重要です。
(くわしいデータを知りたい方は消費者庁へ→消費者庁の資料)
あぶない場所とは?
家庭内事故が起こりやすい場所と、わが家が対策したことを書いていきます。
対策は、
- 間取りの工夫
- 住み始めてから安全グッズを導入
です。
- 窓から落ちる
- 階段から落ちる
- ドアに手を挟む
- やけど
- 溺水
- 窒息・誤飲
窒息・誤飲は家の間取りや安全グッズで防ぐのは難しいので(誤飲しやすいものは高いところに置く、という程度でしょうか)、この記事では取り上げていません。
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窓からの転落事故を防ぐ!
わが家は4階建てなので、まず
と考えました。
間取り面の注意点
窓からの転落事故を防ぐために気にすることはいくつかあります。
- バルコニー、ベランダをどうするか
- 窓の形、タイプをどうするか
- 窓の位置をどうするか
- (入居後)安全グッズの使用
わが家はバルコニーは4階のみ。
2,3階は掃き出し窓ではなく、腰高窓(大人の腰より上の高さ)にしました。
また、ベッドを置くのもやめました。ベッドから腰高窓をのぞき込んで転落…という話も聞いたからです。
ただ、4階の窓は腰高窓のつもりが低い位置になってしまっていたため、フェンスを取り付けています。
こういったものです。
住んでみて気づくこと
- 窓を開けたがる
- バルコニーがあれば楽しかっただろうな、と思うことはある
- やっぱり子どもは外が好き(バルコニーであっても)
- 今のところ大きな危険は感じない
思いのほか、窓を開けたがる!
リビングは腰高窓なのでふだんはカギまで届かないのですが、椅子や遊具から窓の外を見たがるし、窓が少し開いていればもっと開けようとします。
ダブルロックは必須です。
安全グッズも使用しています。
階段からの転落を防ぎたい!
つぎに危ないのが、階段。わが家は4階建てなので、階段も脅威です(平屋なら安心でしたが…)。
間取り面の注意点
- 幅や高さは標準か広め
- 踊り場があると安心
- 手すり
狭小住宅ですが、階段の幅は標準ぎりぎりの75cmにしました。
万が一足を踏み外したときのために、途中で広い踊り場があると、まだ安心だそうです。
住んでみて
4階建てのわが家、階段を避けては通れないので、とにかく安全に気をつけるように教えていくしかありません。
いま2歳ですが、次のことにかなり注意しています。
- 階段室はゲートで封鎖
- とにかく手すりを持って上り下りさせる
- ひとりで上り下りさせない
- 階段で遊ばせない
なんと…それでも階段から一度転げ落ちました。
わたしは不在だったのですが、話を聞いて生きた心地がしなかったです。
いくら気をつけていても、一瞬のスキに事故は起こりますよね。
本当に気をつけなきゃと思います。
安全ゲートはこちらをリピートして3つも使用しています。
開けるときにツメをグイッと引っ張って持ち上げなければならず、子どもの力では開けられないので、重宝しています。
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ドアで手や足を挟む…!
ドアも、手を挟んだりして危ないですね。
窓や階段と違い、命にかかわることは少ないかもしれませんが、それでも危険には変わりないです。
間取り面の注意点
- 開き戸か?引き戸か?それとも?
- 開き戸ならドアが開いたときにぶつからないか
- 引き戸は引き込み部分にも注意
- ドアと階段のコンボにも注意
わが家はトイレのドアの前に階段があるので、子どもの転落はかなりこわいです。
危険防止のため、リクシルのスライディングドアを採用しています。
ドアにぶつかる危険をへらすことができました。
住んでみて
- ドアで遊びたがる時期があった
- 子どもは自分の手の先がどこにあるか意識できていない
- 大人が常に気をつけなければいけない
いまのところ大きな事故はありませんが、軽く挟んでしまったことは何度かありました。
1歳半ごろだったでしょうか。けっこうドアで遊びたがるんですよね。
それに、手をなんとなく伸ばしていて、反対の手でドアを動かして、挟みそうになったり。
大人の感覚とはちょっと違います。いつも気をつけないといけないですね。
キッチン。火傷や刃物など危険がいっぱい!
キッチンも危険ですよね。やけどしたり、包丁や調理器具でケガしたり…
間取り面の注意点
- 封鎖できるキッチンの形にする
- 安全装置等がついたキッチンにする
- IHクッキングヒーターにする
などです。封鎖できれば、心配が激減しますからね。
住んでみて
わが家は間取りの都合上、Ⅰ型キッチン(壁付け)で、間口も広いためゲートで封鎖もできません。
火力も、夫の希望もあってガスです。
- お手伝いしたがる
- ふだんは大丈夫だけど、泣く時、興奮した時などに危険を感じることはある
- 棚の下部はほとんど使えない
お手伝いしてくれるのは嬉しいんですが、熱い料理をしているときなどに「見る!」「ボクも!」と前のめりになったりして怖いなと思うことはありますね。
いつでも火の近くに行けるため、大人が目を離さないようにしないといけないです。
それから、低い位置の棚や引き出しは開けたがるので、いまはほとんど使用していません。
また、大きくなってから留守番時に料理したりするとき、火元に注意してほしいなど、別の心配は出てきそうですね。
水回り。溺れる危険を防ぎたい!
キッチン以外の水回りで危険なのは
- お風呂
- 洗濯機
などでしょうか。
お風呂
数センチでも子どもは溺れるというので、怖いですよね。
間取りや日常で気をつけていることは、こんなこと。
- ドアにカギをつける(通常は付いていると思います)
- ドアを閉める
- お風呂の水は抜いておく(防災の観点で溜めている方もおられますが、子どもが小さいうちはやめておきます)
洗濯機
ドラム式洗濯機に閉じ込められる…のが怖いので、ずっと縦型洗濯機を使用しています。
近年のモデルは、中から開けることができたりすると聞きますが。
いまの洗濯機が故障したらドラム式にしたいなと思っているので、そのときは安全面も考慮したいと思います。
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まとめ
この記事では、家庭内事故を防ぐための間取りや、住んでから気づいたことをまとめました。
あなたの家づくりの参考になればうれしいです!