新築住宅のお風呂。どんなふうに使いますか?
ワクワクしちゃいますね!
でも、うちのような狭小住宅を建てるとなると、理想ばかり言ってられません。
わが家は、お風呂を一般的な広さの「1616(一坪)サイズ」にすると、同じ階の寝室が4畳台になってしまうと言われました。
そのため、建築士さんからはじめにもらった間取り図では、お風呂は「1216(0.75坪)サイズ」。
1216や1616という数字は、ユニットバスの内寸です。
(例)1216=1200mm×1600mm
でも、1216はどうしても入れたくありませんでした。
お風呂も寝室も、あと少しずつ広くしたい!
これってムリなの?
そんなことを考えているときに、ほかの選択肢があることを知りました。
それが、
- 1317サイズ
- 1318サイズ
- 1418サイズ
などの、変形ユニットバスです。
いずれも、TOTO、LIXIL、Panasonic、タカラスタンダードなど大手メーカーで展開されているサイズです。
各メーカーのショールームを何日もかけてまわり、さまざまなサイズのお風呂を徹底比較しました!
そこで、この記事では
- 各社の変形サイズのユニットバス紹介
- 各モデルの特徴
- 実際にショールームで足を踏み入れてみた印象
について、くわしくご紹介していきます。
お風呂のメーカーやサイズ、間取りに悩んでいる方は、ぜひお読みくださいね。
各ユニットバスのサイズとモデルルームで入った感想
各メーカーで、以下のサイズのユニットバスを見学し、実際に体を浴槽に入れてたしかめました。
- 1216
- 1616
- 1418
- 1317
- 1318
(1620は見ましたが狭小住宅のわが家には入れられないので写真を撮っていません)
- ぱっと浴室に入った印象
- 浴槽に入った印象
- 足を伸ばせるのか
- わが家の条件に合うのか
をご紹介していきますね。
1216サイズは0.75坪の標準的なタイプ。狭くて足が伸ばせない!
(TOTO サザナ1216)
ワンルームのマンションやアパートに入っているお風呂、という印象。
浴槽の長さは、113センチです(TOTOの場合)。
- バスルームの扉を開けたときに、狭い印象を受ける
- 足を伸ばせない
- 子どもと入るとかなり窮屈そう
- 洗い場も狭い
前の家では1616サイズのお風呂に入っていたので、40センチも縮まるとかなり狭くなります。
なんとか、広いサイズを入れよう!という話になりました。
1616サイズは1坪の標準サイズ。でもわが家の間取りに合わない…
(TOTO サザナ1616)
一般的な大きさのお風呂です。
- 一般的な大きさ
- 浴槽は足を十分伸ばせる長さ
- 洗い場も十分な広さ
- 浴槽も洗い場も、細長いイメージ
前の住居では1616のお風呂に入っていたのもあり、安心感のある広さです。
しかしこの大きさだと、寝室が狭くなってしまいます。
1216と1616で、40センチの差。寝室が40センチ狭くなってしまうんです。
広〜いお部屋なら気にならないかもしれませんが、狭小住宅の寝室では、40センチは大問題です。
正直、1616は十分すぎる広さなので、ここまで広くなくてもいいかな、という思いはありました。
かといって1216は小さすぎる。
設計士さんにも相談したところ、1216や1616以外のサイズがあることを教えてもらいました!
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TOTOのマンションリモデルWG 1418サイズはちょうどいい形!
(TOTO マンションリモデルWG1418)
とっても気に入ったモデルです。
1400mm×1800mm。この写真で見ると、左右の長さが1400で、奥行きが1800です。
つまり、浴槽側は1616ほど長くはないけれど、洗い場の奥行き(幅)が広くなるんですね。
この1418が、狭小住宅のわが家の希望にぴったりでした。
- ぱっと見て、広い印象
- 洗い場の幅が広いので、ゆったり洗えそう
- 浴槽は3タイプから選べる
- 浴槽の長さは、実は1616とほとんど変わらない
そうなんです。
1616と1418のユニットバスは、実は浴槽の長さはあまり変わらない
くわしくは、以下の写真をご覧ください(いずれもTOTOです)。
TOTOのサザナでは、1616の浴槽の長さは、133.6センチ。
いっぽう、マンションリモデルWG1418サイズの浴槽の長さは、132.0センチなんです。
底面の長さにいたっては、どちらも110.0センチと同じです。
その分、1616の浴槽は、フチが広かったり、頭を置きやすかったりするゆとりがあります!
すっかり気に入って仮決定するけれど…見積もり額が高かった!
もともと、お風呂はTOTOにしたかったので、このマンションリモデルWG1418をすっかり気に入ってしまいました。
- 浴槽はワイド浴槽
- ほっカラリ床
- 広いシャワーヘッド
など、お気に入りポイントが多く、とっても楽しみにしていたバスルームでした。
しかし!
…、ショールームで選んでから2ヶ月後。
見積金額がなんと60万円もアップしていると知らされました!
さすがに、取りやめることに。
狭い家でも素敵なお風呂!と気に入っていただけに、かなりショックでした。
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TOTOサザナの1317サイズはちょっと狭く感じる
ということで、戸建て用の変形サイズをさがし始めました。
しかし残念なことに、TOTOのサザナで、戸建て用の1418サイズはありませんでした。
見つかったのは、両辺とも10センチずつ短い、1317サイズ。
(TOTO サザナ1317)
- 戸建て用なので追加料金が少なくすみそう
- しかし1418に比べると、どうしても一回り小さい印象。
- わたしはいいけど、170センチの夫は、足を伸ばせない…と言っていました。
やはり、1418を見たあとだったので、かなり見劣りしてしまいました。
TOTOのお風呂にしようと思っていたので、最後まで悩みましたが…広さ重視で、却下。
おなじ理由で、Panasonicにあるという1317サイズもやめました。
LIXIL アライズの1318サイズ。コンパクトだけど狭すぎないかな?
次に候補になったのは、LIXIL。
TOTOよりも10センチ浴室の幅が広い、1318サイズです。
(LIXIL アライズ 1318)
実家のお風呂がこのサイズで、ふだんから子どもと入ったりしていたので、良いイメージがありました。
- 1616に比べるとややコンパクトだが、そこまで狭い印象はない
- 子どもとでも十分入れる
- 子ども2人、となるとちょっと狭いかも?
- LIXILは機能やデザインが優れている印象
かなり気に入ったので、この下に紹介するタカラのお風呂とで、ギリギリまで迷いました。
タカラスタンダード リラクシア1418サイズ。狭くない!足も伸ばせる
ここにきて、ダークホース?のタカラスタンダードです。
戸建て用で1418サイズがある!という情報に飛びつき、ショールームに行きました。
(タカラスタンダード リラクシア1418)
- 十分な広さ
- パッと入ったときに、圧迫感がない
- ホーローの壁で、カビにくいのが特長
- やや古いデザインの印象
まったく狭く感じないのが良かったです。
というのが第一印象。
1616サイズからサイズダウンしている、というふうには思いませんでした。
壁がホーローなので、カビにくく掃除しやすい、というのも魅力でしたね。
ただ、TOTOやLIXILの洗練された機能的なデザインに比べると、ややシンプルというか、ひと世代前のような印象を受けました。
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迷った末に…狭小住宅のわが家はタカラスタンダードリラクシア1418に決定!
LIXIL アライズの1318と、タカラスタンダード リラクシアの1418で、数日間悩みました。
デザインと機能性のLIXILか!
広さのタカラか!
そして、最終的にはタカラに決定しました。
いちばん大きな理由は、もしLIXILの1318に決めたとしても、タカラの1418との差になる10センチは、デッドスペースになってしまうことが決定していたからです。
もう少しいろいろスムーズに動いていれば、その10センチを寝室にまわすことができたのですが…
TOTOの1418を入れるつもりで設計が最終段階まで進んでいたので、1318に変更したとしても、もう設計図は変更できなかったんです。
(60万円もアップするってわかった時点ですぐに知らせてくれたらよかったのになぁ…ボソッ)
新築後も、お風呂に入りながら
なんて、いつまでも思いながら入りたくない!!
これが一番の理由です。ちょっとした意地のようなものですね(笑)
機能やデザインも大事だけど、広さだけは、後から変更することはできませんからね。
1616サイズの標準仕様からの追加料金は、6万円ほどでした。
広さは変わらないのに高くなりますが、変形サイズなのでしかたないですね…
まとめ|間取りにぴったりサイズのお風呂を入れよう!
この記事では、狭小住宅でスペースに制限があるときのユニットバス選びについてご紹介しました。
- スペースを最大限有効に使えるサイズ・型をえらぶ
- 何人で入る?お風呂になにを求める?
- 標準サイズからの追加料金に注意!
まだまだ何年も子どもといっしょに入るので、楽しいお風呂タイムを過ごしていきたいと思います!
あなたも、スペースに制約があってもあきらめないで一番ぴったりくるお風呂をさがしてくださいね。