注文住宅の間取りを考えるにあたって、窓をどうするか?というのはけっこう大問題です。
窓は、光や風を取り込み、部屋に大きな影響を及ぼします。
窓ひとつ違うだけで、お部屋のイメージがガラッと変わってしまうんですよね。
もちろん狭小住宅でも、窓の役割は超・重要です!
窓で明るさや解放感を出せれば、実際の狭さよりもずっと広く見えるはず。
でも、わたしは今まで賃貸や家族が建てた家にしか住んでいなかったので、「窓はそこにあるもの」という認識でした。
そのため
- 窓をどこにつけるか?
- どんな大きさ・形にするか?
と、あらためて考えるのはむずかしかったです。
と思いながらも、設計士さんにしつこくアドバイスをもらいながら、空間が狭苦しくならず心地よくなるように、窓を配置していきました。
そこでこの記事では、10坪の超・狭小住宅であるわが家に取り入れた窓づくりについてご紹介します。
ポイントは、つぎの3つ。
- 窓の数を多めにする
- 高い位置に窓をつくる
- FIX窓を活用する
そして、狭い家ならではの、窓づくりで気をつけたいこともお伝えします。
ごゆっくりお読みください。
狭い家でも広く感じさせるための窓の配置は?
10数坪の土地。
どうあがいても、ここから1㎡も広げることはできません。
それなら「広く見せる」ためにどうすればいいか?と、わたしたちは徹底的に考えました。
そして、窓に関しては
光を多く、効率的に取り入れ、明るくする
ということを第一に考えました。
また、気持ちよく風が抜けていくように、通風(風の通り道)についても意識しました。
では、
- 窓の数を多めにする
- 高い位置に窓をつくる
- FIX窓を活用する
この3つのポイントについて書いていきますね。
スポンサーリンク
狭小住宅の窓アイディア① 窓の数を多めにする
窓が多いほうが光を取り入れやすいですよね。
だから、可能な範囲で窓の数を増やしていきました。
ただ、予算や防犯の問題、間取りの都合もあるので、よく考える必要があります。
- 1階は防犯のため、細長いすべり出し窓にする
- 窓が多すぎると家具を置けないので注意する(狭い家ならでは)
- 窓一つずつに2.5万円〜約12万円かかる。予算と相談!
など、間取りや条件に合わせてひとつずつ検討しながら、できる限り多めに窓を取り入れました。
狭小住宅の窓アイディア② 高い位置に窓をつくり、光を入れる
高い位置の窓には、たくさんのメリットがあります。
- 室内に光を多く取り入れることができる
- 外からの視線を避けやすい
- 室内から見ると空が見えて、気持ちがいい
- 窓の下に家具をおける
予算やスペースがあれば天窓なども良いですよね!(うちは断念しました)
わが家では、こんなところにも窓をつけました。
階段の最上段正面から光がさしこむ
4階建てで階段室が暗いと、きっと上り下りがイヤになると思います。
そこで、高いところから光が差し込むように、4階の階段を上りきったところに窓をつけました。
わたしもアラフォーですし階段の上り下りは正直ユウウツです!
でも少しでも楽しくなるように、窓から空が見えるといいなと思ってつくりました。
(このほか、階段の横には本棚もつくりました)
高い位置の窓にはこんなメリットも!
部屋の窓も高い位置につけて、狭さをカバーしました。
というのも、狭い部屋で窓を増やしすぎると家具を置けないというデメリットがあります。
そこで高い位置に窓をつくり、その下に家具やカウンターテーブルを置きました。
高い位置の窓のデメリットといえば、
- 掃除がしづらい
- まぶしい、暑い
などが考えられます。
狭小住宅の窓アイディア③FIX窓で狭い家のミカタ!
FIX窓とは、開閉ができない固定式の窓です。
これ、防犯面や安全面でもメリットがあるのですが、狭小住宅ならではのメリットもあるんですよ!
それは、開閉スペースを必要としないという点です。
土地の境界線から数十センチのところに建物があるので、外向きに窓を開けるスペースが少ない面もあるんですよね。
↓たとえばこういう窓だと、建物の外にスペースを必要としますが、この窓をつけられない場所でFIX窓が役に立ちました。
開け閉めできないので、風を通す役割は期待できませんが、しっかり光を通してくれます。
開閉スペースが問題になる場合は、FIX窓も検討してみてくださいね。
まとめ|狭小住宅の窓の役割は大きい!
この記事では、狭小住宅であるわが家の窓づくりについてご紹介しました。
- 広く見せるためには明るさが必要!
- 窓の数を多めにとる
- 高い位置の窓はメリットいっぱい
- FIX窓も活用しよう
窓は間取りの中でも大事なポイントの一つですが、これまで窓についてこんなに真剣に考えたことは一度もありませんでした。
もっともっと、窓のことを予習しておけばよかったなぁ、と少し悔いも残ります。
あなたはぜひ、いろいろな可能性をさぐって最高の窓プランをつくってくださいね!
あなたの家づくりの役に立つことがあれば幸いです。