このブログでは、10坪以下の家を購入した管理人みおが、狭小地でも快適に暮らすための間取りのコツをご紹介しています。
これまでに、間取りのデッドスペースを減らす、間取りの2 in 1を見つけるアイディアをご紹介しました。
この記事ではさらに、狭小地に少しでも広く家を建てたい方に必須の考え方をご紹介します。
それはこちら。
横に広げられなければ、縦に広げる!
いくらがんばっても、土地をそれ以上横に広げることはできませんからね。
横がだめなら、縦の空間をめいっぱい使っちゃいましょう!
縦に広げるには、こんな方法があります。
- 3階建て、4階建て、と階数を増やす
- 各階の天井を高くする
- ロフトや小屋裏収納をつくる
- 地下室をつくる
- 屋上をつくる
- 吹き抜けをつくる
- スキップフロアにする
わが家では、この中から
- 4階建てにする
- 天井を高くする
- ロフトをつくる
の3つを取り入れました。
採用しなかった方法もふくめて、ご紹介していきますね!
- 狭い土地に家を建てる人
- 間取りに悩んでいる人
- 空間をおトクに使いたい人

3階建て、4階建てにする

2階建てではとても狭くて住めない・・・という場合に、3階、4階建てにすることで部屋数・総面積を増やすことができます。
いちばんシンプルで、効果の大きい方法ですよね。
ただ、デメリットや注意点を理解しておかなければなりません。
- 土地の容積率によって、建てられる階数も異なるので確認しておく
- 階数が増えると建築費用が高くなる
- 地域によって、耐火建築物にしなければならない、など制約が増える
ちなみにわが家は4階建てです。
4階建てにしないと生活と仕事に必要なスペースをとれなかったので、必然的にそうなりました。
ただ、準防火地域に4階建てを建てることで、耐火建築物としなければなりません。
これにはいろいろとデメリットもありました。
天井を高くする

一般的な注文住宅の天井高は235cm〜240cmだそうですが、注文住宅では天井の高さも変更することができます。
そこでわが家は、仕事スペースやリビングなど、広く明るく見せたい部屋の天井を10cm~20cm高くしてもらいました。
天井が少し高くなるだけでも、開放感が出て、広さを感じます。
吹き抜けなどをつくる余裕がなかったので、天井で少しでも広さを感じることができて良かったです。
- 天井を高くする分、階段の段差や段数が少し増える
- 梁(はり)や配管の関係で、できない場所もある
- 照明器具の取り外しなど、不便になることもある
ロフトをつくる

ロフトは収納や予備スペースとして面積を確保できるため、狭小住宅のわが家には必須!と思い作りました。
また、ロフトは階数に計算されないため、固定資産税などの面でもおトクになります。
ロフトと認められるためには、いくつかのルールがあります。
- 天井高は最高1.4mまで
- ロフトの面積は、その階の面積の1/2までであること
このほかにも、ロフトや小屋裏収納には細かなルールがありますので、実際に検討される際にはよく確認してくださいね。
これより下は、わが家では取り入れなかったけれど、どれもやってみたかったことをご紹介していきます。
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地下室をつくる
地下室、あこがれますね〜。
地下室は、建物全体の1/3以下の面積であれば容積率に算入されないんですって。
たとえば2階建てや3階建てで容積率ギリギリの家でも、さらに地下室を作れるということ。
空間をおトクに使えちゃうんですね!
しかも防音性能も高く、まさに自分だけの城ですよね。
デメリットは、とにかく費用が高いということ。
それから、湿気の対策も必要ですね。
屋上をつくる

屋上で、洗濯ものを干したり、遊び場にしたり、植物を育てたり。
ゆとりのスペースは、心にもゆとりを与えてくれます。
小さな家でも屋上があると、ちょっとリッチな気分になれますね。
わが家は屋上は作りませんでしたが、家づくりの途中で見学に行ったおうちには屋上がありました。
3階建て+屋上だったので、眺めもとても良かったですよ!
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吹き抜けをつくる

リビングなどに吹き抜けがあると、開放感が出て、実際の面積以上に広く感じますよね。
完成見学会やモデルハウスでも、吹き抜けのおうちは複数見かけました。
わが家は狭すぎて吹き抜けを作る余裕もありませんでしたが・・・(だって上の階の面積が狭くなりますからね)。
狭小住宅だけど広いリビングがほしい!という方は、いちど検討されるといいかもしれませんね。
(空調がききにくい、光熱費が高くつく、という声も聞きますので、よく検討してくださいね!)
スキップフロアにする

スキップフロアとは、中2階や中3階を設けて、建物全体を立体的にする間取りです。
わたし、実はスキップフロアにものすご〜く憧れてたんです!
注文住宅を建てるときにはスキップフロア!と思っていたくらいです。
予算や広さの都合で断念しましたが、いつかもう一度家を建てるときにはきっと!と思っています(そのころには年をとって足腰弱って無理かもしれませんが…)。
ご興味のある方は、「スキップフロア」も選択肢に入れてみてくださいね!
まとめー空間を上手に使って、狭い家も快適にー
この記事では、狭い土地でも空間を縦に広く使う間取りの選択肢をご紹介しました。
- 3階建て、4階建て、と階数を増やす
- 各階の天井を高くする
- ロフトや小屋裏収納をつくる
- 地下室をつくる
- 屋上をつくる
- 吹き抜けをつくる
- スキップフロアにする
平面間取り図を見るだけではわからない、空間の広さをうまく利用できるといいですよね。
めいっぱい空間を使って、少しでも快適に暮らせますように。

