わが家は10坪の狭小住宅。
正確には、土地が12坪、建ぺい率が70%のため建物が8.5坪ほどです。
ということは、残る面積は3.5坪。
四角い家の4辺に3.5坪…となると、
ほとんど無いも同然です。
この記事では、そんな狭い狭〜い外構について、
- 外構工事にかかった費用
- 狭い外構のメリットはある?
- 狭い外構、デメリットがけっこう多い…正直な体験談
をお伝えします。
先に要点を。
メリット
- 外構工事費用が安くすむ
- 手入れがラク!
- 外との距離が近いので、地域密着型の家になれるかも?
デメリット
- 狭いことによる不便
- 安全性に不安
- プライバシーの問題
狭い外構のメリットってある?工事費用も公開
狭い外構のメリット…
正直、デメリットが多いため、メリットはちょっとしか浮かびませんでした。
- 外構工事費用が安くすむ
- 手入れがラク!
- 外との距離が近いので、地域密着型の家になれるかも?
順番に説明していきますね。
外構工事費用が、安くすんだ(4割引!)
外構工事費用は、30万円程度でした。
工務店から紹介された業者の見積もりが60万円→安くなっても53万円だったため、別の会社で相見積もりをとり、一番安くしてくれた会社に決定。
家のまわりをコンクリート仕上げする程度だったので、そこそこ安くすんで良かったです。
お手入れが楽
玄関も外構も狭いので、お手入れがラクです。
と聞かれましたが
と即答。
お掃除といえば、ササッとほうきで掃いて、たまに玄関をゴシゴシ磨く程度です。
地域に密着した家になれるかも?
これは半ば無理やり考えてみました。
わが家は庭もないので、ドアを開けるとすぐ外に出ます。
そして、部屋の壁や窓の向こうは、外の通りです。
そのため、1年住んでいて、ご近所の方から
- あそこに引っ越して来られたのね〜
- 赤ちゃん、大きくなった?
- 自宅でお仕事されてるのね。何されてるのかな〜って話してたのよ
などと声をかけられることがあります。
奥まった家よりも、人の目に触れやすいので、覚えてもらったり、コミュニケーションをとったりしやすい気がします。
それが嫌だという人もいるかもしれませんが、いまのところ、ご近所の方はあたたかくて適度な距離感をもっている方ばかりなので、心地よく暮らせています。
いまの時代、ご近所や同じマンションでも隔絶され、よその子どもに挨拶しても通報される…という話も聞きますが、
ふだんからご近所の方と顔を合わせ、挨拶できる間柄になっておくことは最大の防犯でもあります。
そのため、狭い家のおかげでご近所や外との距離が近いことで、意外と良いこともあるのかな?と最近思っています。
(というか、今後、メリットにしていきたい!)
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デメリットが多い!安全性・プライバシー・スペースの問題
外構が狭いと、正直デメリットは多いですね。
- 狭いことによる不便
- 安全性に不安
- プライバシーの問題
これらはわかってはいたことですが、住んでみてもやっぱり残念に思います。
狭小住宅を考えている方には、しっかり検討していただくためにも現実をお伝えしたいので、正直に書いていきますね!
車はもちろん、自転車も1〜2台しか置けない
車は当然置けませんが、自転車置場も狭い!
がんばって2台かなと思います。
いまは、おとな2人と幼児1人で、電動自転車1台だけを共有。
駐輪用のポールを立ててもらい、そこにチェーンでつないでいます。
今後、
- 子ども用自転車をどこに置く?(狭いけど玄関かな…)
- 2人めが産まれたら?
- みんなでサイクリングに行くなら3台以上いる?(インドアな家だから、ない気はするけど…)
いろいろ考えちゃいます。
そのときは、また考えるしかないですね…(いい加減なわたしです)。
そしてわが家は、駐車場ははじめから諦めました。(→狭小住宅なのであきらめた15のこと)
狭い家でも、車が必要だから駐車場もつくりたい!という方には、家ブログを運営されているRyotaさんのこの記事がおすすめです。
Ryotaさんによると、駐車場づくりのポイントはつぎの3つ。
- 想定より広く作る
- できるだけ駐車場付近にモノを置かない
- カーポートについて工務店と相談する
駐車場を作る方は参考になさってくださいね!
玄関ドアを開けたらすぐ外!とくに子どもが危険にさらされないか心配
わが家には庭がなく、玄関ポーチやアプローチのようなものもありません。
玄関ドアをバタンと開けたら、もう外の通りに出ます。
車もときどき通るので、とくに子どもが飛び出さないように絶対に気をつけなければなりません。
いまはまだ小さいので親といっしょで気をつけていますが、小学生・中学生になってもちょっと心配です。
プライバシーもちょっと気になる
ドアを開けてすぐ外に出るということは、外からも玄関の中が丸見えということです。
ちょっと気にはなりますね。
逆に通りがかりの人が「あ、家の中見えちゃった」と気をつかっちゃうかなぁと思ったりもします。
まぁ玄関はシンプルで、生活をのぞかれる…というほどたいしたものはありませんので、これは最近、気にならなくなってきました。
つぎは、狭いことによるデメリットです。
大物(室外機など)を置く場所が限定されるため、直射日光や人の目を避けられない
家づくりの中で、給湯器やエアコン室外機を置く場所をどうするか?というトピックがありますね。
広いお庭や外構があれば、
- 直射日光の当たらないところに
- 家の正面は避けて、裏側に…
などの選択肢もありますが、わが家にはそんな選択肢はありません。
置ける場所は、ほぼ一箇所でした。
(外構の中で、エアコンや配管の近くにあって、大きなものを置ける場所が一角しかない)
玄関ドアのすぐ近くです。
直射日光&外気&人の目にさらされております。
もしかしたら、ちょっと寿命が短くなるのかなぁ〜なんて考えています。
まとめ〜狭小住宅の外構にはけっこう制限がある〜
この記事では、およそ3坪しかないわが家の外構について、メリットとデメリットを紹介しました。
けっこう制限・不便があることが伝わったのでは…と思います。
大事なのは、このデメリットをどうとらえるか、ではないでしょうか。
- 外構がそんな感じなら、やめておこう
- そのデメリットを補って余りある魅力・メリットが家にある!
など、考え方、優先順位、判断しだいかなと思います。
わが家は狭い土地に、建ぺい率めいっぱい家を建てたので、しかたないかなと思っています。
これからの暮らしの工夫や注意で、デメリットの部分を補っていこうと思います!
あなたも、十分に検討して家づくりを検討・決定してくださいね!
すてきなお家に出会えますように。